衰退傾向の著しい日本の地場産業における産地スクール(旧職業訓練校等)が地域「外」の人材を受け入れ、教育研修し、その修了生らが地場産業の地域内で小規模だが独自かつ創造的な事業活動を展開している。本書では、彼ら彼女らを「創造的クラフト」と定義し、その発生経路や独立・開業にいたる地域経済条件(地域特殊的資源とよぶ)との関係、既存地場産品と異なる商流の形成(地域イベント・クラフトフェアを通じた「手仕事の市場」)を提唱する。
序章 産地スクールおよび地域特殊的資源を基盤とした創造的クラフトの勃興 第1部 地場産業の新たな担い手創造〈共同研究編〉 第1章 調査研究の目的と方法 第2章 地場産業産地の動向と人材育成・産地スクール 第3章 地場産業の産地における新たな人材の参入と産地スクールの役割 第4章 産地スクール修了生における起業活動とエフェクチュエーション志向 第5章 地場産業の新たな担い手創造と産地の振興 第2部 産地別の産地スクールと創造的クラフトの展開〈ケーススタディ編〉 第6章 東濃地域の美濃焼産地 第7章 笠間の陶磁器産地 第8章 飛騨高山の家具・木工産地 第9章 旭川の家具・木工産地 第10章 豊岡カバン産地 補論 東京城東地域(台東区)の革靴産地 終章 産地スクールと創造的クラフトのこれから
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