財政学では、扱う制度が複雑なうえに使う用語も独特なものが多い。また各種のメディアで出てくる財政の話も、規模が大きすぎて馴染みづらいことも多いかもしれない。 しかし、財政学を学ぶことには、重要な意義がある。財政は、われわれの生活と密着しているものである。財政学を学ぶことにより、自分の住む国や地域をどのように運営すべきか、といったことも一定程度考えることができるようになるはずである。 本書は、マクロ経済学やミクロ経済学といった経済学の基礎を履修していなくとも、財政学の本質を理解できるように意識してまとめた。
第1章 財政の役割と日本の制度 第2章 予算と施策 第3章 特別会計と財政投融資 第4章 税制 第5章 国債と財政赤字 第6章 財政政策
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