シェール層開発により、国際石油市場には原油を1バレル当たり70〜80ドルで下支えする仕組みが組み込まれた。シェール革命は、しかも石油時代を大きく延長させた。 米国のエネルギー輸入量は、シェール革命により年々減少している。日本はシーレーン防衛に関し、米国と同じゲームを行えるのか。
第1章 日本の原油輸入の歴史 第2章 中東から日本までのオイルロード 第3章 石油産業の技術革新とタンカーの大型化 第4章 石油危機と船腹需要 第5章 1980年代の石油産業と海運 第6章 安全な船、きれいな海 第7章 中越艦隊激突〜重要性高まるシーレーン防衛に向けた国際協力 第8章 シェール革命がもたらしたもの
帝京平成大学現代ライフ学部経営メネジメント学科教授。1973年中央大学法学部法律学科卒。石油連盟、株式会社三菱総合研究所、一般財団法人国際開発センターを経て、2011年4月より現職。専門は石油産業論。著書に『石油市場の現状と将来』(世界の動き社、1995年)、『日本の産業システム(1) エネルギー産業の変革』(共著、NTT出版、2004年)、『石油地政学の新要素』(同友館、2010年)など。
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