健康経営について、日経平均採用225銘柄のうち8割が健康経営度調査票に回答し、上場企業全体では1/4強が回答しており、大企業を中心に普及している。そうした状況を踏まえつつ、本書は、健康経営を経営戦略の一つと位置付け、他の様々な経営戦略とも比較し、健康経営の取り組みの現状、健康経営の考え方とイノベーションまでの見据えた効果、効果をえるための具体的な手法についてわかりやすく解説、企業戦略として健康経営を立案するための処方箋を提示する。
第1章 健康経営の現状 第1節 健康経営とは 第2節 戦略としての必要性 第3節 オンラインの社会、コロナ禍の社会における取り組み事例 第4節 ビジネスモデル(ヘルスケアビジネスへ) 第2章 健康経営の期待される効果 第1節 海外との比較 第2節 効果の測定方法 第3節 健康経営の波及図 第4節 イノベーション 第5節 人材開発とウェルネス(健康)キャリア開発 第3章 健康経営の取り組み手法 第1節 目標とする健康経営/Corporate culture of health 第2節 STEP1〜STEP3 第3節 座組/クロスファンクショナルチーム 第4節 従業員から家族、株主、地域へ 第5節 介入方法 第4章 健康経営の今後の展開 第1節 平均から抜け出す健康経営 第2節 地域や取引先、顧客との関わり方 第3節 関わることができる戦略 第4節 自治体が活用する健康経営
山野美容芸術短期大学教授。学術博士(大阪大学)。 新井研究室主宰、日本ヘルスケア協会健康経営推進部会副部会長、社会的健康戦略研究所 運営委員特別研究員、健康行動ネットワーク advisor。 証券会社勤務を経て、法人向け出張リラクゼーション株式会社 VOYAGEを起業し売却。明治大学ビジネススクールTA、昭和女子大学研究員、山野美容芸術短期大学講師を経て現職。著書『経営戦略としての「健康経営」』(共著、合同フォレスト)、『ヘルスケア・イノベーション』(共著、同友館)ほか。
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