原発事故で被災した福島県双葉郡のうち、いくつかの地域で避難指示が解除されたが、戻ってきた住民は5%にも満たない。主な理由のひとつとして就労の場、買い物空間など生活の場が無いことがあげられる。本書では、国家プロジェクトとして、域外から高齢者を受け入れる福祉の街として双葉郡を再スタートさせることを提言する。
序章 東日本大震災(福島第一原子力発電所事故再考) 第一章 被災地の復興計画 第二章 超高齢化社会 第三章 健康寿命 第四章 高齢者向けの理想郷、「福祉の街」建設 第五章 政策(安倍総理の明言) 第六章 本格的な復興を目指して(復興の礎は教育にあり) 第七章 汚染物質とデブリの処理・保管に関する提言
横浜市生まれ、幼少で父と死別し、母の実家、富岡町に移住。富岡町立小学校、中学校、双葉高校、中央大学法学部、慶應義塾大学経済学部各卒。在米海運会社入社後巨大タンカー船長。ベルシャ湾積み、喜望峰まわり欧米大西洋岸石油基地揚げに就航。その後、定年で帰国後、海自事務所、大学講師などを務める。
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