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「市場全体の観測」「投資の科学」編集主幹
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| 『「投資の科学」速報版』は毎月5日発行です。ご希望の方は下記までご連絡ください。 |
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| (株)グラフチャート社「投資の科学」編集室 |
| <8月号の目次> 市場全体の観測/商い得点分布表/相場展望のQ&A/指標データ表/TOPIX大局線/円ドル・円ユーロ大局線/NY原油大局線/相場思考のヒント/180社の拡大得点・新得点・格付・商い得点一覧表 |
7月の動き……政局不安を織り込んで必要以上に乱高下したが、心配したほど荒れなかった。
米国や欧州などは各国の「お国の事情が働いて」心配したほど乱れず、各国とも報道機関が神経過敏だったという様子。日本も7月は参院選だったから民主党代表が、財務省K氏に好きなようにリードされ、菅氏が「消費税増税論」に巻き込まれ、相当危ない政局に持ち込まれた。
だが、株式相場・為替相場とも意外なほど冷静だった。この状態なら菅氏も「気分的に荒れず、自分の立場を理解して他党の挑発に乗らなければ……」と多くの国民が安堵した様子が相場の動きから読み取れる。長年の習性とは言え、菅総理に国民を背負う気があるのか?
8月の見解……バカンス・シーズンで薄商いのため、「株価は乱高下」しやすく、「買い急ぐべからず」を信条に。
「安値圏での揉み合い」が長期化する可能性もある。デフレの長期化を「疑う兆候」が世界的に広がっており、買い急がないよう注意。
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6月の動き……為替・株価両者の連動性・底値圏入りが確認でき、買い下がり可。要するに「円ドル大局線」と「トピックス大局線」は共に「底値圏最終段階入り」と観測する。
今は世界的に株離れが顕著だから「6月安値(850p)からの買い下がりが良策。なぜなら、底値圏であっても買い下がり策という慎重論が良策?
先月述べたように株式市場も「月間を通じて参院選における民主党の「優勢」「劣勢」動向に敏感で」動きが顕著だった。
7月の見解……参院選中に「民主党」と「みんなの党」とで「公務員・政治家の人員3割削減」などで部分連立ができれば株価も再騰が可能。
今の日本は財政破たんしたギリシャ同様、危ないシステムの支配下にある。国債の巨額発行、公務員・政治家の雇い過ぎによる過剰人件費も同じ。消費税云々は暴挙で、株式市場が政府に喝を入れてほしいと訴えているのに、逆手を打っている。
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| <7月号の目次> 市場全体の観測/商い得点分布表/相場展望のQ&A/指標データ表/TOPIX大局線/円ドル・円ユーロ大局線/NY原油大局線/相場思考のヒント/180社の拡大得点・新得点・格付・商い得点一覧表 |
ギリシャの経常赤字がらみで国債の格下げが実施され、これをキッカケに外国ヘッジファンドが「通貨ユーロ」の猛烈な売りたたきを始め、投機売買が繰り返された。この金融不安で世界の株式市場も暴落が演出された。これが予想外の成果を収めたから、市場支配力を高めたヘッジファンドの投機売買が高まり、過去の「因果玉」まで相当消化できた様子だ。
一方、外国ヘッジファンドが日本人誘い込みの先物売買に注力したが、肝心の日本人があまり乗ってこず、「市場離れ」が続く。したがって、外国証券のドタバタ売買も当分は続きそう
反面、日本人投資家たちがボチボチ動き始めたため、外国人の活発な投機売買も今しばらく続きそうだが正常化へ?
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引き続き外国人主導の展開だったが
「日本の参院選(政治動向)」が苦手なはずの外国人投資家が、スイスイと泳ぎきっている。あるいは判らないから「ヘッジ投機」を多用するのかもしれない……5月末には判明か。
最大の投機集団・外国人投資家たちに迷い?
利に敏い外国人投資家たちが二の足を踏んでいる。彼らの誘いである「先物がらみの売買戦術」にさえ容易に乗ってこない日本の投機集団を「弱者」とみるか「強者」とみるか、近々答えが出るだろう。
参院選の後、急進・急落の何れかを暗示
基準値の一年間移動平均が、ついに圧縮率のピークに接近。株価は、この「エネルギー圧縮率」が凝縮した後、何かをキッカケとして急速に巻き戻し「急進」、あるいは「急落」を演じる習性がある。
今回の場合、7月の参院選終了をキッカケに急速巻き戻しの可能性がある。 ただし、その方向が「上向き」なのか「下向き」なのかは、現時点ではほとんど見えない。平たく言えば、参議院選挙当日まで、最大の投機集団である外国人投資家たちにとって「展開読みがしづらい要因」が多すぎるということだろう。
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株価は予想に反し「期末独特の堅調型」となった。
期末は政治と経済の融合型だが……
従来、長期投資を旨としてきた外国人投資家たちが、いつの間にか「先物市場をリード役」として頻繁に売り買いする投機型短期売買に徹した。この「長期型」から「短期型」へ切り替わる投資方針となり、日本市場を必要以上に不安定市場へと変化させたのが「3月期末相場」だった。
「3月期末」の株価変動癖に沿って動くか否かに注目も、外国人の動きも読めない……
従来の「3月期末が“戻り天井”か、押目“確定底”なのかを識別」した後、「4月から方針を決定する予定」だったが、肝心の外国人の投資サイクルが「長期」から「短期」へ変化した様子なので「4月から方針決定」が不可能になった。
したがって、「4月以降の方針」は4月の動きを見極めてから決めたい。要するに、今後の日本市場は外国人次第というところ。
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2月は「現物薄商い」だから「先物売買に左右される展開」に終始した。
外国証券の背後に控えるヘッジファンドなどの大口投資家たちが、投機売買の果てに高値掴みをした「因果玉」を処理するため、薄商いの現物売買を利用して(先物市場を利用した株価操作で、株価を吊り上げたり、叩きこんだりする手法で)後処理をすると先読みした通りの展開が続いた。だが、今日に至っても未処理玉を予想以上に抱え込んでいる状態である。
因果玉の処理水準と処理期間に多少の狂いが生じた様子
平たく言えば、彼らの因果玉は2008年のリーマンショックが重なって大幅に増えていた様子である。したがって、予想外の高値処理が必要だったらしく、3月末まで高値整理を継続する。従来の整理終了が3月期末、4月入りから本格的な強気市場入りという予想とは、かなり狂いが出そうである。
従来は「3月期末が谷底」となり、その谷底が確認できた後、「4月から上り坂」と呼んでいたのが、外国人の因果玉が意外に多く、先物市場によるリード手法にも過剰期待があったらしい。外国人の日本市場への取り組み方に違和感を覚える。今後も彼らの動向判断に慎重を期したい。
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サブプライム問題は世界的なクレジット・クランチをもたらしました。とくにリーマン・ブラザーズ破綻のニュース以後、世界の金融市場、為替市場、株式市場は大パニックとなりました。
各国の中央銀行は、この危機を乗り越えるため、金利を過去最低水準にまで下げ、巨額の救済資金を金融市場に投入して凌いできました。しかし、最近はこの後遺症が出てきています。
各国は巨額の救済資金を財政赤字で賄ったため、海外からの借り入れで財政赤字を埋めてきた弱小国、とくにギリシャをはじめPIIGSと言われる国々が、その返済のために国家破綻の危機に直面し、国家救済(ソブリン・リスク)の問題に発展しています。
財政赤字と言うと、世界最大の赤字を垂れ流している国は「日本」です。日本の国債の発行残高は870兆円となっており、地方債や短期国債などを加えると国債の発行残高は約1,000兆円にもなります。
日本には約1,400兆円の個人資産があるとされていますが、個人の住宅ローンや生命保険等の払い込み保険料などを除くと、ネットの個人資産は約1,000兆円と、すでに資金的余力はなくなっています。
政府の目論見は、郵便貯金の限度額を2,000万円に引き上げ、さらに消費税を引き上げて、その資金で新発国債の購入を増やそうというものです。
国内で国債を消化できなくなれば、法律を変えて、日銀がいくらでも国債を引き受けられるようにすることです。そうなると、赤字国債を吸収するためにどんどん紙幣を増刷するため、通貨供給量は急速に増加します。
こうなると、インフレ圧力が強まり、円は信頼を失って下落し、輸入インフレになる可能性が高まります。10年以上続いたデフレ基調からインフレ基調に急変し、とくに年金生活者などはかなり厳しい現実に直面するかもしれません。
心配なのは、外国人投資家に日本国債を買ってもらわざるを得ない状況になることです。こうなると、巨額な財政赤字にある日本国債は高いリスクプレミアムがつくため、現在の1%台から例えば4?5%の利回りになり、国債の価格は大幅に下落するかもしれません。その結果、国債に大量投資をしている金融機関、とくに地方銀行などはかなりの評価損を計上することになります。
財政赤字は政治政策の問題でもあるため、政治的な不安定さは財政問題をよりいっそう深刻にする可能性があります。今年夏の参議院選挙の結果次第では、問題に対処できる政策を決定できなくなり、大手のヘッジファンドを中心に日本の国債が集中的に狙われる可能性も高くなります。
このようなシナリオのなかで、株式投資、FX、コモディティ、債券、資金の海外移転など、今から資産の運用法を考えておくべき時期になったのです。
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