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現場が変える日本の医療PartII

医療者と患者・市民の地道な歩み

著者名 和田努 著
判型 四六/並製
頁数 272
定価 2,160円
(本体2,000円+税)
ISBN 9784496046780
初版 2010年06月30日
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→この本の内容

医療崩壊とネガティブに医療を捉えるのではなく、患者と医療者が協働で日本の医療を変えていく前向きの姿を、現場を訪れ、現場の声をすくい上げ、報告するもので、医療を変えていくヒントが多く込められている。

→この本の目次

急増するとクレーマーと病院暴力/
院内暴力とどう対峙していくのか/
医学教育の新しい波/
世界に通用する医師を育てる/
医学部の教育は変わったか/
ナースプラクティショナーをご存知ですか/
医師不足は“チーム医療”で乗り切れないか/
医療が細分化された時代の専門医とは/
質の高い専門医をどう育成するか/
患者・市民と医師が向き合うこと/
患者と医療者は通じ合えるのか/
破綻した夕張市の医療再生のために/
鎌倉市に嬉しい“産みの場”誕生/
崩壊寸前の小児科が再生した/
「がん哲学外来」と何なのだろう? /
「健康増進外来」という名の思想/自殺者の急増は何を物語るか/
“自殺大国”日本に打つ手はあるのか/


本書に登場する主な人たち(登場順、敬称略)
●佐伯 晴子(東京SP研究会代表)
●小野村健太郎(おのむら医院院長)
●伊藤 重彦(北九州市立八幡病院救急救命センター長)
●加部 一彦(愛育病院新生児科部長)
●齋藤 中哉(医学教育コンサルタント)
●野末  睦(庄内余目病院院長)
●岸田 明博(手稲渓仁会病院臨床研修部長)
●齋藤 宣彦(日本医学教育学会会長)
●中川 義久(天理よろづ相談所病院循環器内科部長)
●池田 康夫(日本専門医制評価・認定機構理事長)
●幕内 晴朗(日本心臓血管外科専門医認定機構代表)
●日野原重明(聖路加国際病院理事長)
●草間 朋子(大分県立看護科学大学学長)
●西田  博(東京女子医科大学心臓血管外科)
●緒方さやか(イェール大学講師)
●村上 智彦(夕張医療センター長)
●丹生 裕子(県立柏原病院の小児科を守る会代表)
●酒井 國安(柏原病院院長)
●和久 祥三(柏原病院小児科)
●足立 智和(丹波新聞)
●細谷 明美(鎌倉市医師会会長)
●前田 光士(鎌倉市医師会立産科診療所所長)
●山口 育子(ささえあい医療人権センターCOML事務局長)
●辻本 好子(ささえあい医療人権センターCOML理事長)
●小川  忍(日本看護協会常任理事)
●武藤 正樹(国際医療福祉大学三田病院副院長)
●樋野 興夫(順天堂大学医学部教授)
●佐藤 元美(藤沢町民病院院長)
●河西 千秋(横浜市立大学医学部准教授)
●大塚耕太郎(岩手医科大学講師)

→同じ著者の本

これからの高齢者医療
大久保一郎 菅原民枝 武藤正樹 和田努 著
価格:2,160円
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日本の医療を変える
和田努 編著
価格:2,160円
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現場が変える日本の医療
和田努 著
価格:1,944円
詳細はこちら

→本書の「中身拝見」

「まえがき」にかえて
――医療者と患者・市民が「現場」から良くしたい


  ちょうど一年前『現場が変える日本の医療』を上梓しました。この本は、その続編です。
  わたしは医療ジャーナリストとして、全国の医療現場を自分の足で訪れ、自分の眼で確かめることを、自分に課し、仕事にしていますので、《続編》というよりは、わたしが命あるかぎり果てしなくつづく、取材活動のその時点、時点の現状報告というほうが適切かもしれません。
  日本の医療を見つめる時、決して満足すべき状況にはありません。深刻な医師不足、救急医療のたらい回し、小児科、産科の受診困などあげたらきりがありません。
  こうした現況をテレビなどメディアは「医療崩壊」という?サンドバイト?でくく括っているようです。また威勢よく「医療改革を!」と、叫ぶこともあります。しかし、そんなことで日本の医療は良くなるのでしょうか。
  医療現場に足を運び、じっくりとまなざしを向けてみると、医療者が、患者・市民が、医療を良くしようと、早足ではなく、地道に歩み続けている姿をみることができます。このような営為が、日本の医療を良くしていくのではないでしょうか。

  本書でも紹介していますが、北海道・夕張市が破綻し、百七十一床の夕張市立総合病院は多額の負債を抱え破産ししました。再建を要請され、夕張市に乗り込んだ村上智彦医師は、いま十九床の診療所として再生、医療を受ける市民も意識を変えていきました。村上医師は、「当たり前のことを普通にやる医療」を心がけただけだと言いました。「普通にやる」ことがどんなに貴重なことか、村上医師から教えられました。
  兵庫県丹波市にある兵庫県立柏原病院は、深刻な医師不足を来たしました。とりわけ小児科は最後の一人の医師が退職を表明。絶滅寸前、子育てする母親達が立ち上がり、「県立柏原病院の小児科を守る会」(丹生裕子代表)をつくり、見事に小児科を蘇らせたのです。この本に詳しく紹介しています。彼女達は決して、高らかなスローガンをかかげたわけでなく、平凡な主婦のやれることを肩肘張らずに実行しました。本文を読んでいただきたいと思います。

  わたしは以上のような、現場から医療を変えていくケースを見つけ出しながら現場の人々に耳を傾けて、報告してきました。前著にも書きましたが、医療・福祉・教育・環境などは、「生活政治」――ライブリー・ポリティクスといいます。わたしたちが今生活している地域社会、すなわちローカルな地平で起こる問題です。
わたしがこの本のタイトルにした「現場」とは、医療者が日々医療活動をしている医療現場ももちろん指していますが、患者・市民が生活している地平、すなわち、わたしたちが生きている?現場?ということも含意させたつもりです。
  わたしも含めて、日本人は、行政は怠慢だ、病院や医師ら医療者はもっと努力すべきだ、などと、他者の責任にする「他責的」な面が強いようです。そうではなくて自らの問題として、自らも責任を果たすべきではないでしょうか。患者・市民も、医療者も、行政も、皆が汗を流して、現場から医療を変えていくことが大切だと考えます。
  医療は人びとの命と健康を守り、人間が人間らしく生きていくための、もっとも大切な公共サービスです。わが国の代表的な経済学者である宇沢弘文氏のことばをお借りするならば、医療はすぐれて「社会共通資本」です。社会共通資本とは、宇沢氏によれば、「人間的に魅力ある社会を安定的に維持する――このことを可能にする社会的装置」なのです。
  わたしが全国を歩いて、すくい取ってきたささやかな報告は、「今すぐ医療改革を!」というような威勢の良いビッグワードではないかもしれませんが、「現場」の人たちの実践やことばのなかに、医療を良くしていくヒントが凝縮しているのではないかと信じています。
 

→書評

和田努著『現場が変える日本の医療』(PART2)が『クレヨンハウス通信』(Vol356)の「Woman's eye」欄で紹介されました。

→著者の情報

早稲田大学卒業後、NHKに入局。プロデューサー、ディレクターとして評価を受ける。現在、フリーのプロデューサーとして医療・福祉分野で活躍中。

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