新たな運用市場として急成長!「外国為替証拠金取引」が世に出て4年。扱い業者は100社を超え、預かり総資産もすでに1000億円を超えた。本書は、急成長する「外国為替証拠金取引」で、どうすれば儲けられるか、トラブルを未然に防ぐことができるかを、実践に即して解説。
第1部 業界 1 外国為替証拠金取引急成長の理由――新たな運用市場として 2 業 者 3 業者の選び方 第2部 取引の仕組み 1 契約形態 2 商品先物や上場株取引との違い 3 実際の取引をする前に確認しておきたいこと 4 注文と取引 5 インターネット特有の問題 第3部 信用リスクと市場リスク 1 売買戦略 2 勝ち負けについて 3 レバレッジ 第4部 市場 1 相場が動くメカニズム 2 ポジション 3 IT技術が取引所取引を駆逐する 4 スワップ金利についての考察 5 スワップ金利戦略と外貨MMF 6 新聞記事から見る市場 第5部 リスク 1 業者のスタイルとリスク 2 ヘッジ先 3 ヘッジしない業者がすべて悪とは断定できない 4 客向かいをする取引業者のリスク 5 銀行はどうやってヘッジしているか 6 裁判に訴えた場合のリスク 7 証拠金取引か保証金取引か 8 マーケットリスクの考え方 9 業界団体設立の動き 10 よく議論になるテーマ 第6部 外国為替取引アウトライン 1 新たな通貨デリバティブ 2 TTレート 3 電子取引の活発化 4 なぜ外国為替なのか、株式ではだめか 第7部 評価と税金 1 時価評価と簿価評価 2 未実現と実現の違い、決済口座と預金口座の違い 第8部 訴 訟 1 訴訟の原因 2 実際の判決文の例 3 外国為替証拠金取引の存在意義 第9部 規制 1 米国のケース 2 日本のケース 3 関連する法律 4 国民生活センター 記者説明会資料 平成15年11月25日 第10部 キーワード・コンセプト
はじめに 本著においては、テーマごとの話を掘り下げることに努めているので、全体として内容が重複している部分もいくつかある。また、細かい語句説明をしていないところも多い。その場合は、違う項で説明がされていることもあるので、そのまま読み進んでいただければ幸いである。また、前著『マージンFX』で説明していることがらは、特に説明を加えていないことがあることをご了解いただきたい。 巷では「外国為替証拠金取引」「保証金取引」「担保金取引」などいろいろな呼び名があり、本書の中でもそれらを意識的に使い分けるケースがあるが、特に断りがない限り、基本的にすべて同じものとして扱っている。 今回、本書は「外国為替証拠金取引」を取引する個人投資家だけでなく、それにかかわる業者、金融業会、司法行政関係の分野全てを意識して書いた。なぜなら、最近当初から危惧していたとおりの問題があちらこちらで発生しており、この商品がある種の問題児になっている現状に鑑み、外国為替証拠金取引にかかわる経済活動のすべての構成員が同等の共通認識をもたないと本商品の健全な成長は望めないと考えるからであり、本商品の、最近の成長の早さに対して広義でのインフラが伴っていないと危惧するからである。そういう意味でのインフラにこの本が少しでも貢献できればと願っている。 本書は以下の人を対象として書かれている。 ・初めてこの外国為替の投機的取引、あるいは外国為替に投資しようとしているかた ・外国為替の取引をしてみたいが、この商品の全体像がわからず不安でためらっているかた ・すでに外国為替証拠金取引をしているが、今ひとつ商品全体についての知識が欠けているので補いたいと感じているかた ・私の前著『マージンFX』の続編だから読みたいと思っていただけるかた(?) ・外国為替証拠金取引を業としている会社の社員のかた、もしくはこのビジネスをしようと考えている起業家のかた ・外国為替証拠金取引に関する苦情、紛議、訴訟ごとに公的もしくは私的に関係している個人もしくは公人のかた
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